実際に、どのようにすればお金のバランスを保てるのかをご説明します。
これは、私が25 年間もの間ファイナンシャルプランナーとして家計に関するコンサルティングを行ってきた経験から導き出した『理想の家計比率』です。
マネするだけでお金が増える!プロの家計管理術!
(20分48秒)
今の生活、将来の生活、どちらも安定させるためには、
収入を
「生活用」
「短期用」
「中期用」
「長期用」
の4 つの口座に分けることがポイント!
たったこれだけのことが、お金のバランスを保つことにとっても有効なんです。
● 生活用口座(80%)
日々の生活費を入れておく口座です。
給与の振込先をこの口座にして、給与のうち80%をこの口座に残し、残りの20%を各口座へ分けていきます。
● 短期用口座(5%)
1~3 年未満の短期貯金用の口座です。
お金の使い道:引っ越し資金、車の購入費用、旅行・趣味などの娯楽費
● 中期用口座(5%)
3~10 年未満の中期貯金用の口座です。
お金の使い道:緊急予備資金、医療費など
● 長期用口座(10%)
10 年以上の長期貯金用の口座です。資産運用にもこの口座を使います。
お金の使い道:教育費、老後の生活費、介護資金など
まず、給与振り込み用の口座がありますよね。この口座を『生活用の口座』とします。
この口座にあるお金は、家賃、食費、日用品の購入など、日々の生活に使うお金にします。
そして、入金された金額のうち
80%を生活費とし、20%をその他の口座に貯金する
というルールを決めて振り分けていきます。
「つかう」が生活用口座、「まもる」がその他の口座なわけですね。
そして、この中で最も大切なのが『長期口座』です。
この口座には先ほどお話した老後資金などを貯めていくのですが、ただ貯めるだけではなく、資産運用もこの口座のお金で行います。
資産運用とは、「つかう」「まもる」「ふやす」の「ふやす」ですね。
『長期口座』はお金の「まもる」と「ふやす」を担うとても大切な口座です。
ですが焦る必要はありません。コツコツと確実にお金を守り増やす、そのための『長期』口座ですからね。
決して焦らず、安全に貯金をしていきましょう。